高齢期運動とは
あなたも参加しませんか
私たち高齢者には、他の世代とは違う独特の生活上の困難があります。
特徴的には次の3つが挙げられます。
- (1) 問題の日常性…毎日繰り返し起こる、終わりのない困難が多い
- (2) 問題の緊急性…ちょっとしたことがすぐに命に関わることが多い
- (3) 問題の個別性…一人ひとり抱えている困難が違うので紋切り型の対応では無理なことが多い
これらの問題をどう解決したらよいのでしょうか?私たちは30年間の運動の経験から次の3つのことが大事だと考えています。
第一は、私たち自身が自主的に解決に乗り出すことです。高齢者は人生の経験も豊富で様々な知恵や人脈を持っています。それを活かしてお互いに相談し合ったり、困りごとの相談に乗ったりすることで、多くの困難が解決できます。
次に、一人ひとりでは解決できないことは、地域全体、まちづくりで解決することです。認知症の問題や防災の問題などは地域で協力し合って解決するしかありません。安心してくらせるまちをつくることが、私たちの幸せにつながります。
最後に、くらしやすい制度をつくり、悪い制度や実態に合わない制度は改善することが必要です。制度には、国の制度もあれば市町村など地方自体で作る条例などもあります。これらの制度をよく研究し、高齢者の声を集めれば制度の改善やあらたな制度の制定を行うことができます。これが一番確かな問題解決の方法でもあります。
これらの問題解決は、一人ではできません。
そこで組織を作り、みんなで荷を分かち合って解決することが必要になります。それを実現するのが地域の高齢期運動連絡会です。市町村単位で、個人や断崖が集まり、民主的な運営で一人ひとりの個性や団体の特徴を活かしながら問題解決にとりくみましょう。
地域に高齢期運動がなければ、一緒に作りませんか?
ご相談は、日本高齢期運動連絡会や各都道府県の高齢期運動連絡会で受け付けています。遠慮なくご連絡ください。