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トピックス&ニュース
「第29期日本高齢期運動連絡会総会」&「第34回日本高齢者大会inながの」中央実行委員会報告
「日本高齢者人権宣言」今後2年間議論し2022年総会で決定予定
「第34回日本高齢者大会inながの」一年延期を决定2021.9.23・24開催
当初5月に予定していました、上記会議を新型コロナウィルス感染拡大予防のため、6月8日(月)Webで開催しました。
Web総会には11県14名、6中央団体8名、事務局4名、計26名が参加しました。その他加盟県連から30通、中央団体から6通の表決書が提出されました。総会では議長に三重高連事務局長、日本高連事務局次長の寺崎さんを議長に選出し、以下の議案が提案され、討論、採決の結果すべての議案が決議されました。
開会あいさつ
日本高連・小嶋満彦代表委員が「いまこそ、奪い取られた『人間らしく生きる権利』を奪い返す闘いに立ち上がる時。今年の総会の大きな柱は、奪い取られた高齢者の人権を奪い返す運動の出発点にする事を提案することにしています。今日を出発にして『高齢者の人権』を取り戻す運動に立ち上がりましょう。さいごに、この時間にも、感染者と向き合って命を守るために、自らも感染の危険に冒されながら、休む時間もなく、奮闘している医療現場・介護現場、公衆衛生の現場で働いている人たち、人と人とが接触を断たれている中で、国民の日常生活を維持するために努力して頂いているみなさんに、感謝と激励の言葉を申しげたいと思います。」とあいさつしました。
第29期日本高齢期運動連絡会総会
決議事項
- 【第1号決議】
- 日本高齢期運動連絡会28期活動の振り返り (PDF)【PDF:388KB】
- 【第2号決議】
- 2019年度決算報告 会計監査報告加藤益雄会計監査
- 【第3号決議】
- 日本高齢者運動連絡会第29期活動方針 (PDF)【PDF:531KB】
- 【第4号決議】
- 2020年度予算
- 【第5号決議】
- 役員選出 (PDF)【PDF:116KB】
- 【第6号決議】
- 日本高齢者人権宣言第一次草案 (PDF)【PDF:716KB】
発言
75歳医療費2割化反対署名1万筆以上集めた
福島 橋本事務局長
昨年の福島大会ではたいへんお世話になりました。延期になる長野大会が無事に開催できることを願っています。今年東北ブック選出の運営委員としてがんばります。宜しくお願いいたします。福島では大会後に75歳以上の医療費窓口負担2割化反対の署名活動に取り組み1万筆以上を集めました。
つながりを活かし様々な成果!人権宣言の学習に取り組む
東京 菅谷事務局長
3月の府中市議会で「75歳以上の窓口負担現状維持」の請願を委員会で不採択とした决定後の本会議で否決し採択されました。また、立川市では国民健康保険料値上げの提案が出され本会議で採択されましたが、その後の各会派代表者会議で国保料の値上げを見送ることが決まりました。足立区では中等度難聴者への補聴器補助が実施されることになりました。いずれも、地域での粘り強い運動とコロナ禍の中での不安なことを寄せ合い、つながりを作りながら活動を進めた結果です。また、つながりを維持してゆくために、退職教職員のたよりに返信用封筒を入れて意見を返してもらっているなどの活動をすすめています。日本高齢者人権宣言は大学習運動が必要。身近なところで幅広く関われるようにゆきたい。
高齢者人権宣言を署名の力に!
静岡 小高事務局長
75歳以上の医療費窓口負担増の署名なかなか広がっていません。高齢者人権宣言読んでみるとすばらしい中身になっている。署名をすすめてゆく力になる。保団連が出している75歳以上の医療費窓口負担増反対の5ボイントと一緒に広げてゆきたい、6月の県高齢者大会はコロナ禍の中で来年に延長する。総会も中々出来ない状況が続いているが、生存権裁判の判決が今月末に名古屋地裁である。憲法25条を守る取り組みを更に進めてゆきたい。
第8次介護保険計画に対する地域活動大切!
奈良 藤垣事務局長
3ケ月ほど近畿ブロック会議が開催できていない。6月中に開催したい。今地域で進められている第8次介護保険計画に対する地域からの取り組みが大切。
「第34回日本高齢師者大会inながの」第2回中央実行委員会
決議事項
- 【第1号決議】
- 第34回日本高齢者大会inながの開催延期について
- 【第2号決議】
- 第34回日本高齢者大会inながの中央実行委員会体制について
- 【第3号決議】
- 第33回日本高齢者大会in福島決算報告
実行委員長あいさつ
高齢者大会一年延期に、高齢者人権宣言の議論を持ち寄る大会に!
医療福祉生協連馬場常務理事・日本高連代表委員(大会実行委員長髙橋先生に代わって挨拶)長野大会は一年延期することになりました。高齢者人権宣言第一次草案が出されて初めての大会です。高齢者人権宣言の議論を持ちより、コロナ終息後の画期的な大会とするように引き続き準備を進めてゆきましょう。
奪われた人権を取り戻す大会に!
長野 実行会山口委員長
昨年12月に現地実行委員会を結成。これまで6回実行委員会を開催。40団体が参加し。毎回30名ほどが参加して開催してきました。延期について議論した結果、来年長野でやれるようにという意見でまとまった。コロナ禍が今後どうなるかわからないが、準備をすすめてゆきたい。コロナ禍の中で高齢者の人権についての問題意識が鮮明になってくる。奪われた人権を取り戻し回復させる、来年の大会でそのことが議論できればと考えています。財政的にも大変な状況の中での大会になります。財政的にも立て直す大会にしたい。
閉会あいさつ
全日本民医連・林事務局次長(日本高連代表委員)
いつもと違う形態で、時間も短い総会でしたが、各地域での活動について交流できたのではないでしようか。総会では「日本高齢者人権宣言」第一次草案が提案されたことが特徴的でした。今後日本全国で学習・議論をすすめることが必要です。民医連でもすすめたいと考えています。今コロナ禍の中で医療・介護がたいへんな状況にあります。特に経営難の問題が深刻です。当面2次補正案が策定されます。これに向けて医療や介護、生活の保障をしっかりさせる取り組みが必要です。こんな中でも安倍首相は年金改悪、社会福祉法人法の改悪等立て続けに悪法を成立させ。全世代社会保障を推進し。共助の仕組みを推進させるのと、75歳以上の医療費窓口負担2割化を推進する姿勢です。来年の通常国会に向けて、全世代型社会保障制度そのものを中止に追い込む闘いが必要です。コロナ禍の中であきらかになったのは日本社会の構造的な弱さです。社会的弱者の方への支援が十分におこなわれることができなかったことが困難を広げていっているし、感染の拡大にも大きく影響しています。
このことを社会全体を変えていく絶好のチャンスにしてゆければと思います。その意味での日本高齢者人権宣言第一次草案の議論や長野での大会は大きな意義をもつものだと思います。今日の会議を受けて各地での運動、高齢者大会への取り組みをすすめてもらいたい。