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「2017年 2・1高齢期運動中央学習集会」報告

 日本高齢期運動連絡会(中野区中央)は、2017年2月1日、参議院議員会館(千代田区) B109会議室において、標記の学習会を、28団体 7都県から 71人(講師・議員・事務局を含む)の参加をえて開催しました。 今年の「2・1集会」は、(1)次々と改悪される医療・介護の現状(国会報告)と課題・打開の方向、(2)地域での高齢期運動の課題を学ぶこと、(3)10月に初めて沖縄で開催される「第31回日本高齢者大会」を成功させることなどを目的に開催したものです。なお、この学習集会は日本高齢期運動サポートセンターに後援いただきました。集会は、主催者挨拶、国会報告(倉林明子参議院議員・日本共産党)、保団連(田村秀樹事務局員)から「医療・介護改悪の現状とたたかいの課題~今こそストップ!患者負担増」の講演、東京高齢運(小嶋 満彦副会長)から「地域連絡会づくりの現状と課題」報告、7名の会場発言(質問・意見と応答)の後、事務局から「第31回沖縄大会」進捗報告をし、最後に大河原貞人事務局次長閉会のあいさつで終了しました。

2・1高齢期運動中央学習集会 開催概要:司会:中山 晴夫高齢運事務局次長

 最初に、主催者の日本高齢運の大河原 貞人事務局次長が「安倍内閣は戦争のできる国づくりに邁進しさらに社会保障分野で高齢者への負担増を次々と画策しています。1月27日に第31回沖縄現地実行委員会が発足しました。オール沖縄で進めている基地移転反対闘争と連携し第31回高齢者大会を成功させるため、高齢者のおかれた現状と課題をしっかり学習しましょう」と挨拶しました。続いて倉林明子参議院議員が「今国会では、昨年の野党共闘の成果の上に、労働時間を規制する法案を4野党の共同で提案し、政治が少し動き出そうとしています。戦争法案の廃止と社会保障の公平負担に名を借りた高齢者攻撃を強める安倍内閣に対し、全国の皆さんとともに戦いましょう」と元気に国会報告をいただきました。続いて、保団連から「医療・介護改悪の現状とたたかいの課題~今こそストップ!患者負担増」について学習講演、7名の会場発言と応答のあと、東京高齢運から「地域連絡会づくりの現状と課題」を報告いただき、3名の会場発言(質問・意見と応答)、次に、日本高運から「第31回沖縄大会」の進捗を報告しました。最後に大河原貞人事務局次長が「今日の学習で医療と介護が公平負担を名目に世代間の対立を煽る安倍内閣の本質が良く分かりました。また、地域の高齢期運動の中から必要課題を請願署名にする取り組みが大切との発言がありました。さらに、民医連・医療福祉生協・地域の諸団体と手を組んで役に立つ地域連絡会づくりを始めましょう。沖縄県民と手を携えて第31回大会を成功させましょう」と呼びかけ集会を終了しました。


▲大河原貞人事務局次長


▲倉林 明子参議院議員


▲田村 秀樹さん


▲小嶋 満彦 副会長

内容:国会報告・学習講演・質疑応答・意見交流・地域連絡会の活動報告・沖縄大会について報告
  1. 挨拶:日本高齢運事務局次長 大河原 貞人神奈川県高齢協
  2. 国会報告:日本共産党 倉林明子参議院議員
  3. 学習講演「医療・介護改悪の現状とたたかいの課題~今こそストップ!患者負担増」

全国保険団体連合会事務局 田村 秀樹さん

  1. (1) 医療現場から見た根患者さんの現状
  2. (2) 患者負担増の具体化
  3. (3) 患者負担増が医療を遠ざける
  4. (4) 社会保障の財源は?
  5. (5) 今こそストップ!患者負担増の世論を

■質疑・交流・討議:会場から7名が発言、田村講師が応答しました」

4.特別報告「地域の高齢者の困難を解決する地域連絡会の活動について~東京における地域連絡会づくりの取り組み~」

東京高齢期運動連絡会 小嶋 満彦 副会長

【前提】:停滞している東京の高齢期運動を前進させるためには何が必要か?

2016年度の東京高齢運の活動状況

【第30回大会に向けての四つの課題】
  1. (1)「地域の人々にとって役に立つ組織」になること
  2. (2)地域の実態を知りそれを活動の出発点にする点を貫く事
  3. (3)地域の末端で活動している組織の抱えている問題の解決を重視する
  4. (4)加盟団体間の連携と地域ごとの共同行動を重視する
【第30回大会以降の東京高齢運の取り組み】⇒2017年度活動方針への継承
  1. (1)地域組織の現状把握の取り組み
  2. (2)主要団体との懇談の取り組みからまとめ
  3. (3)各自治体との懇談の取り組み
  4. (4)地域連絡会づくりセミナーの開催

■質疑応答:会場から3名の発言・意見、報告者がまとめと応答をしました。


▲中山 晴夫事務局次長


▲会場の様子

5.報告:「第31回大会日本高齢者大会in沖縄について」 中山 晴夫高齢運事務局次長

  1. (1)開催日(会場):10月28日(沖縄コンペンションセンター)~29日(沖縄国際大学)
  2. (2)参加規模:沖縄県750~1,000人+県外750~千人=千5百~2千人 延べ3千~4千人
  3. (3)現地実行委員会1月27日結成。現地実行委員長はオール沖縄で検討中。
  4. (4)事務局:沖縄医療福祉生協とよみ生協病院6階に設置
  5. (5)沖縄大会をオール沖縄で取り組もうと広範な申し入れと6つの地域実行委員会づくりを検討。

6.閉会挨拶:日本高齢運事務局次長 大河原 貞人神奈川県高齢協

【質疑・意見など発言する皆さんと会場の様子】

<問い合わせ先>

日本高齢運 高齢期運動推進事務局団体会議(藤谷)電話・Fax:03-3384-6654